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  • 2018/06/01 03:13

    主婦層をターゲットにした影響力があるテレビ番組で

     「ハンドメイド=安い・お手軽・簡単に始められて・すぐに売れる」

     という特集が流れると、

     ツイッターでは必ず番組を批判する呟きがバズりますね。



    「ハンドメイドは安くない! 安いって言うな!」


    「手間がかかってるんだ! 宛名を書いて梱包だってするんだぞ!」


    「頑張って作ってる人が誤解される!」


    「作家の作っている時間が積み重なっているんだ!」


    「すぐに売れる? 嘘をつくな!」


    と牙をむく。


    でも、もっと一番大事なことに気づきませんか?



    「作家の制作時間や手間」が積み重なっているから「高い」?


    それは考慮すべき点ではありますが、


    本当に大切な点は別なところにあると思うんですよ。


    「頑張っている人」も良心が痛むだけで、

    「ハンドメイド=安くない」にしていい理由でもないです。




    それについて僭越ながら思うことがあって書かせていただきます。



    あまりにも、毎回毎回、同じ観点で批判が絶え無いので、

    そろそろね、違う視点で見ても良いのでは?

    と感じまして。。。


    (テレビ局は同じ内容を続けますよ。そういうシステムですから)



    また、それに気付けないまま、

    上記のように噛み付くのもお門違いのような気がしてならなくて、

    それも合わせて書かせていただきますね。







    まず、最初に、

    制作に時間をかけたからと言って、

    高く売って良いのですか?


    その作品を見て、

    「すんごい時間かかったんだよね~」と、

    買う人に伝えるんですか?



    同じ材料で同じような作品で、

    誰が作っても同じような「無個性」なモノ。

    高くする必要ありますか?


    安い方に流れる?

    市場価格の崩壊?


    真面目に作っている人が泣きを見る?

    その人、本当に真面目に作っているんですか?

    真面目って何ですか?


    だってそのパーツ。誰でも手に入れられるんでしょう?

    既製品ですもんね。

    それを使ってオリジナルを謳ってるんですか?

    本当にオリジナルって胸を張って言えるんですか?

    すぐ真似されますよ? 



    すごく、厳しいことを言っていますが、

    でも事実ですよね。



    そんなモノ。

    見栄えが一定以上作りがよければ、

    安い方で良く無いですか?







    事実、ハンドメイドはお手軽に始められる。

    誰でも簡単に作れる。

    すぐにネット上に自分の店を構えられる。


    そういうマーケットの仕組みの中に組み込まれているんだから当たり前です。

    まず、そう作り上げられた「ハンドメイドビジネス」の仕組みを理解した方が懸命かもです。


    特に、ヒルナンデスに噛み付いている作家さん。


    あなたも簡単にレジンが手に入る時期から始めたのではないですか?

    20年も前から、レジンのレの字も浸透してい無い時期から始めた作家さんは別として。




    ミンネのようなシステムが出始め、

    一つ300円でアクセサリーを売買出来る時代が来てから、

    ハンドメイドを 始めたのでは無いですか?

    だいたい2010年を越えて始めたのでは?


    ヒルナンデスに噛み付く前に、

    さらには、

     「作品は原価と作業時間と梱包・発送という手間が積み重なるから安くは無い! こっちは大真面目にやってんだぞ!」と牙をむく前に、


    もっと大事なことに気づきませんか?


    ねえ、

    もっと、

    あなたの作品に

    「他の人が思いつかない独自性」や

    「それを作った目的・理念」や

    「作品コンセプト」を、

    突き詰めて突き詰めて考えて考え抜き、

    「お迎えした人の未来にどんな良いことが起こるか」までも考えて考え抜き、

    それを作品に反映させ、

    作品の「価値」を高める努力を始めませんか?


    そしてその価値を「伝える努力と行動」を起こしませんか?




    突き抜けた作家に成りませんか?




    おそらくですが、

    それらの独自性や作品コンセプトを考えて考え抜き、

    自らの作品への価値を、

    自分自身で高める努力をしてきた作家なら、

    ヒルナンデスに噛み付くようなことはしてないと思うんですよ。




    つまり、

    テレビで「ハンドメイド=安い」を連発するのは、

    昨今のハンドメイドビジネスをうまく回すためと俯瞰していること。半ば諦めでも良いです。


    そして、

    「独自性」と「価値」を自ら高める努力と、それを伝える行動を取り続けること。


    これら二つのことを理解と行動を始めることで、

    ヒルナンデスに噛み付くレベルの作家を卒業出来ると私は踏んでるんです。



    何度でも言います。

    次のフェーズに行きませんか?

    突き抜けた作家に成りませんか?




    すごくね、見苦しいんです。

    「こっちは頑張ってるんだ!」

    と、伝わらない努力を主張しているみたいで。




    ハンドメイドは飽和状態です。

    そうなるためのビジネスがあるから。


    毎月ハンドメイドを始める人が出る反面、

    辞めていく人も絶対多い。


    その中で何年も作り続け、売り続けている人は稀だということにも気づき、

    そして、もしあなたが、たとえ2010年以降にハンドメイドを始めたとして、

    一年以上作家として振舞ってこれたのなら自分を褒め、もっと自信を持って、

    「大炎上便乗作家」を脱しませんか?



    「大炎上便乗作家」を卒業し、


    あなたの独自性を世界に発信し、


     価値を高め、


    「ハンドメイドには価値がある」を


     体現していく作家に成りませんか?



    そして、いつか、あなたの独自性が世の中のスタンダードとなって、


    ハンドメイドは安いと言われていた時期もあったな~

    でも、今はハンドメイドには作家の理念やコンセプトが込められて、さらに美しいから、

    一昔前の「作家が気持ちいいだけの作品」ではなくなったんじゃよ~

    それは私がハンドメイドの価値を高める努力を発信し続けたからじゃよ~


    と、


    孫の代くらいに自慢できるくらいのイノベーターになるルートを選びませんか?



    それに気づいて行動する作家の人口が増えれば増えるほど、


    孫の代なんかじゃなく、もっと早い段階で、


    世界は変わると思うんです。


    世の中の見方が変わると思うんです。



    もっと、独自の価値を生み出せる、

    胸を張れる作家に成りませんか?




    改めて、

    誰もが同じパーツを使い、同じ材料を使い、似たような作品に高値がつくでしょうか。


    でも、同じパーツ、材料を使ったとしても、


    あなただけの「コンセプト」や「理念」を、

    あなたの血液のような、

    一本筋の通った価値を作品に込めることが出来たら?



    たとえ、似たような作品が世の中にあったとしても、


    「自分には自分の血液を流している作品だから!」と胸を張れるでしょう。



    まずは、

    ヒルナンデスに噛み付く前に、

    もっとメタな視点で、


     そして、


    「ハンドメイドは安い」と世間では言われているみたいだけど、うちは違うわよ。

     

    と、

    余裕がある心構えでいれる作家になったらカッコイイですよ。


    だからこそ、

    あなたの作家としての価値と独自性を「作品」に込める努力をしていきませんか?



    かくゆう私も作家の端くれです。


    これを読んでくださってる方の中には、私よりもハンドメイド歴が長い方もおられるでしょう。


    でも、最近上記のような気づきがありましたので、

    共有させていただきたく文章を書きました。




    噛み付く前に、やることがある。


    自分には、自分だけの価値を作品に込める。


    「独自の価値を磨き、それを伝える努力をし続ける」




    それに注力しておけば、ヒルナンデス大炎上のことなんか、

    「自分には関係ないわ」くらいの余裕のある作家なることが出来るのでは?

    と感じ記事を書きました。





    もっと、

    もっと、

    あなたの作品の価値を高めること。




    それを実行する作家が一人でも増えることで、

    「ハンドメイド=安い」

    ではなく

    「ハンドメイド=各作家独自の価値が込められたもの」

    としての認識を世の中に広めることが出来るのでは無いでしょうか。




    ハンドメイドを始める人も多いけれど、辞める人も多い、という現実の中、

    それは


    「独自の価値を見出せず、作る目的も見つからなかった」という「本気度」が低い人


    だと思うのです。




    そんな人でさえ、


    なんちゃって作家が出来る時代に、


    私たちは生きているんです。




    なんちゃって作家が多くいる時代に

    「ハンドメイド=安い」と言われ、

    本気度が高い私たちは心外ですよね。





    じゃあ、本気度が高い人種の私たちは、どうしていけば良いのか。


    私たちの行動次第では、世界が変わりますよ。


    世界、変えませんか?


    そのくらいの意気込みでいないと、淘汰されますよ。


    私はそのつもりです。


    でも、私一人の力ではどうにもならないことがあるから。


    だから一緒に「価値を売る努力」を始めませんか?





    今後は、

    「自分の価値はどうやって見つけ、磨いていく?」

    の方法を少しづつ記事にしていけたらと思います。



    私もトライアンドエラーをしながら、あなたと同じように、共に模索しているとご容赦下さい。



    長い文章を読んでくださりありがとうございます。

    この記事は、今後も加筆修正を加えていきます。

    何卒ご容赦下さい。





    Spiritualeason弓和史於


    ※第一考 2018年6月1日