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  • 2021/12/12 14:00

    タイトルの内容通り、

    これはいつか書かねばと思っていた内容です。

    本当にね、

    スピリチュアルに傾倒した過去の自分や、

    スピ好きの人に振り回されて、

    痛い目を見てきた実体験をもとに、

    『霊性と理性の融合する世界観』

    spiritual+ reason=Spiritualeason:スピリズ

    が生まれたことをお話しします。


    この理念や生き方、今の作品コンセプトは、

    事あるごとに、

    しつこいくらいに何度も伝え続ける所存です。




    ところで、

    『Spiritualeason:スピリズ』は、

    オルゴナイト作家を名乗っているけれど、

    擬似科学的な主張は行わないと、

    立ち上げ当初 (2016年11月)から

    理念として守って来ました。


    なので、スピリズからオルゴナイト特有の「ピエゾ効果」という単語など、作品説明では一切していません。

    (している箇所があれば過去の文章です。削除対象ですのでご一報ください)


    あくまでも、

    スピリズのオルゴナイトは、

    『人間は目に見えないものに心の拠り所を持つと元気になれる生き物』という心理学に沿った説明や、

    『実際に人間には感知出来ない音や色がある事実』をお伝えしているはずです。

    そしてそれらを思い出すことで生まれる心の豊かさがある。

    そのような立ち位置で創作・販売しています。



    ところで、

    人は、悩みが尽きない生き物です。

    生きている限り、他者と関わる限り、絶対に人間関係には摩擦は生じますし、そのせいで病む方もおられます。

    そして、人間の心はそんなに強く出来ていません

    そして、複雑で繊細です。



    いつでもポジティブに生きてるように見えるあの人だって、

    らかの事情や苦労や悩みを克服した経験があるひとかもしれません。


    そして、人に弱みを見せないように、

    努力してるひとかも知れません。


    人が悩めるそんなとき、

    こんな令和も4年目になろうとしているこのご時世にも、

    非科学的なもの、

    に拠り所を求めることは変わらず続いています。


    宗教の後に科学が発展したように、

    神秘性を崇める遺伝子が組み込まれているように、

    きっと変わらず、これからも心の拠り所にスピリチュアルを求めることは続いていくと言えるでしょう。



    それでも、

    間違った方向で、身を破滅させないように、

    自分の心の原点や感性を大切にしながらも、

    現実的に幸せになる行動をしていきましょう、

    そして、生きづらさを和らげましょう、

    ということを薦めるのが、

    『Spiritualeason:スピリズ』の理念です。


    なぜ、スピリチュアルに傾倒しない、

    『現実的な理性』を持ち込むような

    今の考えに至ったのか、

    私の人生最大の、

    「スピリチュアルに頼ったが故のやらかし事件」をお伝えしましょう。


    スピリチュアルに頼りすぎて、

    「生死に関わった」とは言わないまでも、

    人生の進路を変えざるを得ない状況になったお話しです。

    そして、それが人生最大の汚点になったが故に、

    今の平穏で幸せな生活を手にしたとも言って過言ではありません。


    そして、

    この学びをもっと幼い頃に気づいていれば、 

    癌で亡くなった祖父も、

    もう少し長生きできたかもしれない、

    という後悔も混じっています。




    本題は、

    スピリズ、17歳の高校2年の夏のお話しです。

    不登校になってしまった時の不幸なはじまりのお話しをひとつ。。。



    今のようにSNSが無かった2000年代初頭。

    スピリズは高校生でした。

    当時は馴染みの深い言葉ではなかったけれど、

    おそらく今で言う「レイキ」に、

    物理的な「マッサージ」を組み合わせた、

    いわゆる『癒しサロン』の老夫婦に捕まってしまった時のお話しです。


    そして、

    スピリチュアル大好きな祖母と母の影響もありました。


    忘れもしない、夏休みが終わった8月20日。

    すこしの残暑と、イーハトーブ特有の肌寒さがあった季節の頃のお話しです。


    実は、

    スピリズ、不登校になってしまったんですね。

    でも現密に言うと、

    不登校になるまで色々足掻いていたのですが。。。


    経緯を説明すると、

    夏休み明けの二学期から、

    頭が痛すぎて、

    からだもだるくて、

    集中力も落ちて、

    やる気も起きなくて、

    学校に到着するや否や、

    体調不良を理由に『早退』を繰り返していました。

    たぶん、2週〜3週間くらい。


    それは、我が高校では、

    遅刻と欠席が10日を超えると、

    『大学に推薦で入れなくなる』という掟を守るためでした。


    スピリズ、実は、美術を専門的に学べるコースがある県内唯一の高校に通学していました。


    幼い頃から画家になる夢を持ち、

    小学生時代にその高校の存在を知り、

    『美術を学べる高校があるのか!!!』

    と衝撃を受け、

    中学時代にはその高校入学だけを目標に、

    成績優秀を死守し推薦で入学した憧れの高校でした。

    (岩手県立不来方高校って言うんですけどね)

    (春高バレーと、音楽の合唱が有名です)

    ※2年上の先輩の入試では倍率2.5倍。超人気の高校でした。

    ※私の時は倍率1.1倍に落ち着いたんですけども…

    (๑˃̵ᴗ˂̵)


    2年生の半ばで、

    憧れの高校生活を壊してたまらんと、

    当時「思春期真っ盛り・プライドのかたまりの学生」だったスピリズ。


    『大学にだって推薦で入学してやる』


    という、曲がりくねった根性を発揮させ、

    なんとか、遅刻はせず、早退を繰り返していたのです。


    でも、担任は見逃してくれませんでした。

    『無理はするな!!!休め!!!』

    このひとことで、2ヶ月ほど学校を休むことになります。



    ええ、

    当時から過酷で無理な生活習慣大好きでしたし、

    高校までは自宅から64キロも離れており、

    時には平日休みの父親を駆り出して、

    東北自動車道の高速を走らせ、

    優雅に出席だけを取って、

    「今日も遅刻せず、早退で済んだ」と、

    朝の9時には真っ青な顔で、

    意気揚々と来賓用の駐車場で待たせた父の車に乗り込み、帰宅する。

    なんてことを繰り返していました。




    私の症状は、

    『絶えず頭痛がひどい』から始まる

    『やる気が起きない』

    『集中力が保てない』

    『体の怠さ』

    でした。



    この症状を緩和すべく、立ち上がったのが、

    スピリチュアル大好き祖母と母。


    『花巻に良い気功師がいるみたい』


    そんな情報を得た母の車に乗り込み、

    もう、毎日のように通いました。


    片道40分くらいだったと思います。

    イーハトーブ花巻の山の中、

    決してまっすぐじゃない山間ならではの悪路を、

    自動車酔いしながら、

    青ざめながら何日も通ってました。





    今思うと、

    頭が痛いって言ってんのに、

    なんで全身のマッサージを受けなきゃならなかったのか。


    まったく意味がわかりませんね。


    挙げ句の果て、頭痛が治らないのは、

    『部屋が風水的に悪い』だとか

    『母親との関係が悪い』だとか

    スピリズはもう具合が悪くて真っ青だったので、

    横目で母親がその気功師に説教されてるのを、

    横たわって聞き流すことしか出来ませんでした。


    そして、帰宅後の母親には、

    『なんでこんなに通い詰めてるのに、治ってくれないのか!!!怒』

    『料金だって毎回高いんだ!!!』

    と詰め寄られる始末。


    まだ当時30代だった母。

    うんうん。幼い幼い。

    今の私と同じ年齢だね。

    同じ年齢になったスピリズ、ゆるそうゆるそう。



    何度通っても良くならないし、

    頭は痛いっぱなしだし、

    学校は行けないし、

    もう散々でした。

     

    気功では一向に良くならない、

    具合が悪すぎる日々を送っていました。


    そこに登場したのは、

    割と勘が良く、

    実は祖母と母よりスピってた父親!!!


    「頭痛いなら、MRIを撮りに行こう」


    その一言がなかったら、どうなっていたでしょう。


    もう何が何だかわからない、

    痛みに苦しめられた私は、

    ただただ親の運転する車に揺られ、

    現代科学の叡智の結晶で作られたお城・病院にたどり着いたのでした。

    ようやく「西洋医学」に頼る光明がさしたのです。



    そして、MRIを撮影の結果。


    なんと、


    私の頭蓋骨の真ん中に、


    どでかい真っ白な影が写っていたのです……‼︎‼︎


    大きさにして、

    ピンポン玉くらいの真っ白なかたまり!!!!


    そして先生の一言、


    『副鼻腔炎ですね』


    あっけなく、病名を言い渡されました。



    いわゆる蓄膿症です。


    この日の会話を今でも鮮明に覚えています。


    「夏休み頃に鼻風邪ひいたりしてない?」と先生。


    「ひいたかもです」


    「治りきってなくてね、鼻の奥に膿が溜まっちゃったね」


    先生が体温計を出してきて、

    私の脇の下に体温計をあてがい熱を測らせ、

    更に一言、


    「頭の中で炎症が起こってるからね、たぶん、熱もあるね」


    数秒後、


    ピピッとなった体温計、


    表示された体温は、


    「38.0度もあるねぇ。辛かったねぇ」



    ううううううう…(இ(エ)இ`)


    原因がわかって、泣きそうでした。





    訳もわからず気功師の元へ、

    何度も車酔いを伴いながら連れて行かれ

    何で治らないのか責め立てられ、

    10日以上も学校も休んでしまって、

    夢の大学の推薦から外れ、

    もう散々だった日々が、

    たった一回のMRIで原因が突き止められたのです。


    時はすでに高校2年の秋でした。



    頭痛の原因はスピリチュアルじゃない!!!!!


    副鼻腔炎だったのです!!!!!!!


    気功で治る訳ねぇ!!!!!!!!!!


    副鼻腔に溜まりに溜まった膿は、

    画期的な抗生剤を毎日毎日服用して、

    1ヶ月ほどで治りました。


    そして、不登校終了!!!!!!


    頼るべきは、現代医学です!!!!!!!


    体調不良が起こったら、

    とにかく、病院へ!!!!!!!


    へんな気功師に頼るな!!!!!

    変にスピリチュアルに意味を重ねるな!!!!!


    スピリズは、本気で訴えます。


    MRIで結果が分かったその日、

    頭が痛すぎると先生に訴えたら、

    こめかみにぶっとい注射2本、

    耳の後ろにもぶっとい注射2本、

    アタマに同時に合計4本も注射され、

    頭痛なんかの痛みより、

    アタマに同時にぶっとい注射4本も刺されたショックで号泣した17歳のスピリズ。

    かわいそすぎる。。。。゚(゚´ω`゚)゚。


    私は二度とスピリチュアル商法には惑わされない。

    それは17歳の決意でした。



    その後、母親が気功師に電話で

    「蓄膿症だったみたいです」と伝えたら、

    「あ、そうですかぁ」とあっけない返事で電話が切れたそうです。


    胸糞事件ですね。


    今も、その時の腹ただしさ、

    HSP気質なもんで思い出したらイライラしてきました。



    そして、当時のスピリズは思い出すのです。


    1992年。

    小学2年生の頃、東京から偉い風水師を呼んで、家の間取りを見てもらっていたこと。


    1993年。

    小学生3年生の頃に、奥羽山脈の山の中に家族で出かけ、見たことのない豪華な祭壇のような飾りで玄関が埋め尽くされている謎の豪邸へ行き、

    「鶏肉とか牛肉を食べると歯が抜けてしまうんです」と宣う、歯のないおっさんに会ったこと。


    1994年。

    小学4年頃に茶の間に据え置かれた【波動】と青地に金色の書体で書かれた白い粉の入ったランタンみたいなオブジェが対に並べられたこと。そして、飲料用じゃないのに、高級そうなラベルのペットボトルの水を入れたコップが設置されたこと。


    1995年。

    小学5年頃。神棚のお水を取り替えようとした私が、神棚の茶碗を割ってしまい、しっかり片付けて、掃除機もかけて、燃えないゴミにその茶碗を捨てた日、

    「おじいちゃんの容態が悪化したのは茶碗を割ったあんたのせいだ」と母親と祖母にこっぴどく怒られたこと。


    なんか、おかしかったな。我が家は。



    さて、

    1995年、祖父は癌で亡くなりました。

    脳腫瘍でした。

    私が小学5年の時です。






    亡くなる直前、

    かの有名な新興宗教の地下鉄のニュースを、

    入院から一時帰宅していた祖父と一緒に見ていたのも記憶にあります。


    あの頃は、まだ訳の分からないスピリチュアルが蔓延っていたんですね。


    後から知ったのですが、

    1992年には、肩が上がりにくくなっていたそうです。


    子供時代には、祖父の体調など知る由もありませんでした。

    その頃から、スピリチュアル系の人が、我が家と交流し始めたのと重なります。


    もし、肩が上がらないと言ったその日、

    ちゃんと病院に行って検査をしていたら、

    私の祖父はもう少し長生き出来ていたかもしれません。


    肩が上がらないことが、

    何かに取り憑かれてるだとか、

    そんな馬鹿げた話があってたまるかと思います。


    私が割った神棚の茶碗が、

    祖父の容体を悪化させたとか、

    むしろ、茶碗が厄を引き受けてくれたと、

    どうして思えないのか。と今では思います。


    でも、実際になんの因果もありません。

    ただのこじつけです。

    は偶然に意味を見つけ出そうとする生き物だからです。



    ハイカラ好きの祖父でしたから、

    「いつかテレビも外で見れる時代が来る」や

    「ひとが空を飛べる日も来る」とか、

    たくさんの未来予想をしていました。


    戦争にも行っていた祖父。

    あと一日、終戦日が遅れていたら、

    神風特攻隊で命を捧げていたそうです。


    小学生の頃は、たくさん戦争のお話をしてくれて、私は同級生より知識が豊富でした。

    社会の時間に祖父から聞いた戦争のお話を自慢げに発表させてもらったこともあります。


    亡くなったのは小学生の頃でしたから、

    中高生になったころ、

    もっと戦争のお話が聞けていたら、

    小学生の時とは違う議論が出来たのに、と

    何度も思いました。



    今、祖父が生きていたら、令和3年で92歳。

    とても現実的な年齢です。

    生きていたら、iPhone13Proなんかを、

    使いこなしてくれてたかもしれません。

    楽天やAmazon、もちろんBASEでも、

    年金を使ってお買い物を楽しんでいたかもしれません。

    「ドローン免許もとりたい!」とか、

    ハイカラ好きな祖父にはお似合いだと思います。


    祖父に見せたい世界が、今、広がっています。


    私にMRIを勧めた父親も、英断だったと思います。



    本当に医学は進歩を遂げています。

    昔は分からなかったことも、研究が進んでいます。

    副作用の少ない薬もたくさん開発されています。





    また、昔は根性論で片づけられ、

    生きにくい生活を強いられてきた性格の人も、

    HSP気質や、適応障害や、鬱病など、

    世の中がより受け入れやすい時代にもなってきています。


    何か、お化けが見えたら、

    真っ先に『統合失調症』を調べて下さい。

    医学で、自分自身を知ることも出来る時代です。


    そして、偶然起こったことに、

    下手に意味を重ねるのもやめましょう。


    一旦冷静になることをおすすめします。

    それは今年元旦に書いたブログにも強く訴えています。


    2021.1.1/シンクロニシティと大失恋の話】

    https://www.spiritualeason.shop/blog/2021/01/01/175135




    そして、いろんな感受性を持った方が、

    この世界に生きておられます。


    私はドライフラワーが好きですが、

    ドライフラワーには邪気が宿ると信じて疑わない人もいます。



    それから、天然石には色々な昔話があり

    人々は古くから崇めていた史実があり、

    それらがパワーストーンと呼ばれる所以の一つなのですが、

    天然石は単なる石だと主張する人もいます。




    また、この時代になっても、

    『開運グッズ』に頼り、

    自分では何も行動しない人もいます。





    スピリズは心を鬼にして言いますが、


    いつだって願いを叶えるのは、

    その願いを叶えようと努力して行動する

    自分自身です。


    『願いを叶える』ためには『行動』が必要なのです。



    たとえば、

    宝くじを本気で当てようとするなら、

    開運グッズや、神頼みなんかより、

    数億円分を買うことにより当選確率は確実に上がります。







    人生を思い通りにするには、

    その覚悟と行動が必要なんです。


    でも、宝くじは当てようとするためのものではないことはスピリズも承知です。

    当選日までの夢を思い描くためのチケットですね。

    夢を膨らませることに大きな意味があると思います。




    人には心の拠り所は必要です。

    人の心は、繊細で複雑で、千差万別だからです。

    『これを見れば心がときめく』

    『これを持っておくと心が安らぐ』

    そういう効果のある「物」は存在します。

    それが『お守り』と呼ばれるものです。

    何か願いを叶えるための『行動』を思い出させる『お守り』であれば尚良いと思います。


    開運グッズも、ただ頼るだけではなく、

    心や体を動かすスイッチとして、

    そばに置いておくのは精神衛生上最高だと思います。


    例えば、神社に行ったら、

    「この願い事を叶えるために行動すると決意する」


    お墓参りではご先祖様に、

    「近況報告とこれから努力する決意を報告する」


    そのように習ったスピリズです。





    信じている神様が違えば、戦争も起こる地球です。


    いろんな相反する考えがありますが、

    柔軟に対応して穏やかに生きていきたいとスピリズは思います。




    それは投げやりになったり、

    諦めることではない方法で。


    いまこそ、霊性と理性を融合させた、

    新たな世界観を感じる時だと考えています。




    さて、最後までお読みくださりありがとうございます。


    体調が悪くなったら、

    どうか無理せず、そしてスピリチュアルに重ねず、

    病院に行ってくださいね。


    以上、『スピリチュアルが大嫌いな理由』をお届けしました。


    より良い毎日になりますように⭐︎彡


    そして、少しでもスピリズが、

    『Spiritualeason=spiritual (霊性)+reason (理性)』

    である所以をご理解賜われたら恐悦至極です。




    Spiritualeason:スピリズ

    弓和史於